転職を成功させるには看護師としての勤務年数も大切ですが、年間通して求人数が増えたり、採用されやすい時期を理解したりすることも大切です。
病院やクリニックをはじめとする医療機関による違いもありますが、一般的には年末年始が繁忙期となっています。そのため、年末年始の転職活動は、なにか理由がない限り避けるのがおすすめです。繁忙期にどんなに転職活動を頑張っても、求人数自体が少なくなっていたり、医療機関側も余裕がなかったりします。結果、採用率が通常と比べて下がってしまうのは当然でしょう。
そのほかにも、3月は転職は避けておきたい時期です。3月は年度末を前にして、離職者や有給消化をする人が増えます。こうした理由により、人手不足の医療機関が多くなるのです。せっかく入職しても丁寧に教えてもらえなかったり、職場になじみにくかったりするでしょう。それだけではなく、求人数も減るので焦らず見送ることも大切です。
また、1月は入職を目指すのではなく、転職活動を開始するのに最適な時期と言えます。年始は転職活動を休止する人も増えることから、求人の割には競争率が低くなる時期なのです。
そして、ボーナス支給された後も転職活動には最適でしょう。世間的にはボーナスを受け取って離職する人が多いので、人手不足となる医療機関も多くなります。求人数が多くなるということは、好条件の求人も増えて選択肢が広がるでしょう。複数の転職先を比較したうえで最適な勤務先を見つけるためにも、繁忙期や求人が増える時期を理解しておくことが重要です。