転職と繁忙期の関係性について

看護師は資格が必要なため誰もが簡単に働けるわけではなく、人手不足が深刻な問題の職業の1つです。だからこそ転職を考えている看護師にとっては、好条件の求人が豊富にあり、勤務先が見つからず困ることはないと言えるでしょう。

しかし、年間を通して求人が増加する時期もあれば、減少して転職には不利になる時期もあるので気をつけなければいけません。一般的な医療機関の繁忙期は、インフルエンザや風邪などで患者で混み合うことが多くなる12月です。この時期は、面接をする暇もない医療機関もあり、求人はあっても対応してもらえない場合も考えられます。12月は転職活動を行える時期とは言えないので、焦らず見送るようにしましょう。

一方、1月や7月はボーナス支給後なので、離職者が増えるのが特徴です。そのため、自然と求人も増える時期であり、転職活動を開始する最適な時期と言っても過言ではありません。求人が多ければ当然好条件の求人も増えて、希望する条件を満たす勤務先を見つけられるのは確かでしょう。

そして、4月は大勢の新卒が入職する時期です。そのタイミングで転職できれば、新人看護師と一緒に研修やフォローを受けられるので、仕事を覚えやすくスムーズに勤務先に馴染んでいけるでしょう。

さらに10月には、医療機関でも異動がある時期です。そのため、4月同様に新人看護師に対するサポート体制が整えられている傾向にあります。繁忙期を避けるだけではなく、求人が増えたり、新人への対応が整えられたりしていることが予想できる時期を選ぶことも大切でしょう。